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2. Git&GitHubの使い方

2.1. ローカルリポジトリにおける作業フロー(Git)

2.1.1. GitへのGitHubアカウントへの設定

Git BashまたはターミナルへのGitHubのアカウントの登録は以下のコマンドで行う。

git config --global user.name GitHub登録ユーザ名
git config --global user.email Github登録メールアドレス

GitHub登録ユーザ名とGithub登録メールアドレスは各自用意したものを代入してください。 またGitBashやターミナルへGitHubへのユーザ情報を登録できたかどうかの確認は以下のコマンドで行う。

git config --list

2.1.2. ローカルリポジトリの作成

Git管理したいフォルダに「cdコマンド」で移動する。 その後、リポジトリの新規作成は以下コマンドで行う。 これを行うことでローカルリポジトリが作成できる。 .gitファイルが作成される。

git init

2.1.3. ローカルリポジトリでのGitフロー

ステージングエリアへのファイル追加は以下のコマンドで行う。

git addコマンドでは内容を変更したファイルをステージングエリアに追加します

git add ファイル名
git add .

git commit -m "コメント"コマンドでローカルリポジトリへコミットを行います。

git commit -m "コメント1行目(概要)" -m "" -m "コメント3行目(詳細/理由)"

または

git commit -F- << EOM
>
>
>EOM

一般的な概要のコメント(英語)

  • add: 機能やファイルの追加
  • update: 機能の修正(リファクタリングを含む)
  • fix: バグの修正
  • remove: ファイルの削除
  • refactor: バグ修正/機能追加ではないコードの変更
  • feat: 新機能
  • style: 見た目だけの変更(スペースやセミコロンなど)
  • test: テストの追加か既存テストの修正

詳細に管理したい場合のコメント(英語)

  • change: 仕様変更
  • clean:リファクタリングなど
  • upgrade: バージョンアップ
  • revert: 変更取り消し

2.1.4. ブランチの切り方と切り替え方

ブランチの作成は以下のコマンドで行います。(ブランチ名なしで現在のブランチを確認可能)

git branch ブランチ名

ブランチの移動は以下コマンドで行います。

git checkout ブランチ名

git switch ブランチ名

git checkout-bを付けるとブランチ作成と切り替えをまとめて実行可能。

2.1.5. リポジトリの状態の確認

git status

2.1.6. コミットした履歴の確認

git log
オプション 詳細
--oneline 1行での表示
-p ファイル名 ファイル差分の表示
-n 数字 表示数の制限表示

2.1.7. ファイルの削除とステージングエリアへの追加

ファイル削除後に以下のコマンドを実行

git rm ファイル名

オプション-rをつけると完全削除

2.1.8. ファイルの変更差分の確認

git diff 

2.1.9. ファイルの状態を直前のバージョンに戻す

git addをする前の状態で戻す場合

git checkout .

git checkout ファイル名

git addをした後の状態で戻す場合

git reset --hard HEAD

git commitをした後に戻す場合(直前にcommitしたものも取り消す)

git reset --hard HEAD~

特定のファイルのみのバージョンを戻す場合

git checkout コミットID ファイル名

2.1.10. ファイルを古いバージョンに戻す

  1. git logでCommit履歴を確認しコミットIDを取得
  2. git checkout <ID>を行うことでIDのCommitバージョンに戻せる

なお、特定のファイルのみバージョン戻す場合は2.1.9項目を参照。

戻したバージョン(以前のバージョン)の編集を行い、そこから最新バージョンにする場合のcommitは以下の通り。

git commit -a -m "<summary>" -m " " -m "<discription>"

2.1.11. Git管理下のフォルダ名を変更する

git mv フォルダ名/ 変更後のフォルダ名/

2.1.12. 既にGit管理化となっているファイルやディレクトリをgit管理化から外す

git rm --cached ファイル名

git rm -r --cached ディレクトリ名

2.1.13 Commitしたメッセージを変更する

変更したいコミットの履歴を確認、git commit --amendで最新のコミットが修正モードにする。

git log

git commit --amend

2.2. リモートリポジトリを含めた作業フロー(GitHub)

2.2.1. リモートリポジトリの作成

GitHubにブラウザからアクセスしてリモートリポジトリを用意する。

2.2.2. リモートリポジトリへのプッシュ

初期設定は以下のコマンドを実行する。

git remote add origin "GitHubURL"

以下コマンドを実行する。(ローカルリポジトリのブランチ名はこの場合はmaster)

git push -u origin master

2.2.3. リモートリポジトリからプル(ローカルへの反映)

git pull

または

git fetch origin
git merge <マージするブランチ名>

2.2.4. リモートリポジトリの確認と変更(上書き)方法

リモートリポジトリの確認は以下コマンドまたは.git/configで確認可能。

git remote -v

リモートリポジトリの変更は以下コマンドより

git remote set-url リモートレポジトリ名(masterなど) 新しいリモートリポジトリのURL

2.2.5. リモートリポジトリの削除

rmで完全削除

git remote rm リモートレポジトリ名

2.2.6. リモートリポジトリからのクローン

git clone リモートリポジトリのURL

2.3. その他のGitコマンド

コマンド 詳細 オプション
git ls-files Gitで管理しているファイル一覧の表示